「前回、白髪染めをしたあと少しかゆかったんですけど、もう治ったので今回も同じカラーで大丈夫ですか?」
美容室で、こういう相談を受けることがあります。
結論からいうと、
かゆみが出たのに、原因を確認せず「治ったから大丈夫」と同じ白髪染めを繰り返すのはおすすめできません。
特に、一般的な酸化染毛剤による白髪染めのあとに、かゆみ・赤み・腫れ・ブツブツなどが出た場合は注意が必要です。
「ちょっとかゆかっただけ」
で終わらせず、次に染める前に必ず美容師へ伝えてください。
白髪染めのあとに出た「かゆみ」は大切な情報です
白髪染めをしたあと、
頭皮がかゆかった。
耳の後ろがかゆくなった。
生え際が赤くなった。
翌日になってかゆくなった。
という経験があった場合、その情報は次のカラーを考えるうえでとても重要です。
美容師が症状だけを見て、
「これはアレルギーです」
と診断することはできません。
でも、
何もなかったことにして次も同じ薬剤を使う
という考え方もしません。
「もう治ったから」は同じカラーを使ってよい理由にはなりません
かゆみが数日で治まると、
「もう大丈夫かな」
と思いますよね。
でも、酸化染毛剤によるかぶれの場合、症状が治まったあとに再び使用すると、症状が重くなることがあります。
今まで何年間も同じ白髪染めを使えていた方でも、途中から反応することがあります。
そのため、
前までは大丈夫だった
ということも、安全を判断する材料にはなっても、「次も大丈夫」という保証にはなりません。
カラー中は何ともなくても、あとからかゆくなることがあります
白髪染めによる反応は、
塗っている最中だけに起こるとは限りません。
美容室では全然しみなかった。
家に帰ったときも普通だった。
でも、その日の夜からかゆくなった。
翌日に赤くなった。
ということもあります。
だから美容師には、
「カラー中は大丈夫でした」
だけではなく、
帰宅後や翌日にどうだったか
まで教えてほしいです。
かゆみだけでも伝えてください
「赤くも腫れてもいないし、かゆかっただけだから言わなくてもいいかな」
と思う方もいるかもしれません。
でも、かぶれでは、かゆみだけを感じる場合もあります。
もちろん、
かゆい=必ずカラーアレルギー
という意味ではありません。
だからこそ、自分で判断せず、
「前回こういうことがありました」
と美容師へ伝えてください。
次の予約で伝えてほしいこと
難しい説明は必要ありません。
分かる範囲で、
- いつカラーをしたのか
- 施術中に違和感があったのか
- 何時間後、または何日後に症状が出たのか
- かゆみだけだったのか
- 赤み・腫れ・ブツブツなどもあったのか
- どの部分に症状が出たのか
- どのくらいで治まったのか
- 医療機関を受診したのか
を教えてください。
商品名や薬剤名が分からなくても大丈夫です。
かゆみやかぶれがあった場合、美容師が勝手に原因を決めることはできません
美容師ができるのは、
過去の経過を聞く。
現在の頭皮を見る。
カラー履歴を確認する。
使用する薬剤や施術方法を考える。
必要ならカラーをしない。
というところまでです。
「ジアミンアレルギーですね」
などと診断することはできません。
症状が出た場合は、必要に応じて皮膚科など医療機関へ相談してください。
しかし、症状にをみて可能性を疑うことはできますので、きちんと診断を受けることも必要だと思うので医療機関での相談をお願いしています。
一般的な酸化染毛剤でかぶれた経験がある場合は注意が必要です
一般的な白髪染めの多くでは、酸化染料を使用した酸化染毛剤が使われています。
こうしたヘアカラーでかぶれたことがある場合は、
同じ商品だけを避ければいい、という考え方ではありません。
別メーカーに変える。
違う色にする。
美容室を変える。
というだけで解決するとは限りません。
「前とは違うカラー剤だから大丈夫だろう」
と自己判断せず、過去に症状があったことを必ず伝えてください。
「ゼロテクなら大丈夫」とも限りません

頭皮にカラー剤を直接つけないように塗る方法があります。
いわゆるゼロテクです。
頭皮への薬剤の接触をできるだけ避けたい場合には有効な塗布方法の一つですが、
酸化染毛剤によるかぶれを経験した方が、ゼロテクなら同じ薬剤を使ってよいという意味ではありません。
塗り方と薬剤の種類は別に考える必要があります。
ACROがカラー施術で大切にしている考え方については、施術へのこだわりでもご紹介しています。
頭皮保護をすれば同じカラーを使える、ということでもありません

ACROでは、カラー前にセラミドによる頭皮保護を行い、薬剤による刺激やピリつきに配慮しています。
でも、
頭皮保護剤はアレルギーを防ぐためのものではありません。
頭皮を保護したから、
以前かぶれたカラー剤を使っても大丈夫。
という判断はしません。
ここも、
「刺激への配慮」と「アレルギーへの対応」
を分けて考える必要があります。
白髪染めを全部諦めなければいけない、とは限りません
ここまで読むと、
「一度かゆくなったら、もう白髪を染められないの?」
と不安になりますよね。
でも、白髪を染める方法は一つではありません。
一般的な酸化染毛剤以外にも、
ヘアマニキュア。
酸化染料を使用しないカラー。
カラートリートメント。
などがあります。
ただし、それぞれに染まり方や明るさ、色持ちなどの違いがあります。
ACROで扱っているカラーの特徴については、白髪染め・ノンジアミンカラーの解説ページでも詳しくご紹介しています。
ヘアマニキュアという選択肢
ヘアマニキュアは、一般的な酸化染毛剤とは違う方法で髪に色をつけます。
ACROでは、頭皮につけずに塗布します。
白髪部分に色を入れることはできますが、黒い髪そのものを明るくすることはできません。
そのため、
今までと同じ明るさにしたい。
白髪もしっかり染めたい。
という希望によっては、仕上がりの違いを理解して選ぶ必要があります。
ノンジアミンカラーにも種類があります
「ではノンジアミンなら大丈夫ですか?」
という質問もあります。
ここも、
ノンジアミン=何でも同じ
ではありません。
ACROでも複数のカラー方法があります。
明るくできるもの。
白髪への染まり方が違うもの。
色の選択肢が少ないもの。
色持ちが異なるもの。
それぞれ特徴があります。
そして、
ノンジアミンだから絶対にアレルギーが起こらない、絶対にしみないとは言えません。
その人の過去の症状や希望を聞いたうえで選びます。
「私は白髪をしっかり染めたい」も伝えてください
頭皮のことが心配になると、
「もう染まりは諦めないといけませんよね」
と言われる方がいます。
最初から諦めなくて大丈夫です。
白髪をしっかり染めたい。
できれば明るくしたい。
暗くしたくない。
白髪をぼかしたい。
頭皮への接触はできるだけ避けたい。
希望は全部教えてください。
そこから、
できること。
難しいこと。
安全面からしない方がいいこと。
を美容師と一緒に整理します。
「前と同じでお願いします」の前に、一言教えてください
長年通っている美容室では、
いつものカラー。
いつもの色。
で施術が始まることもあります。
でも前回、
少しかゆかった。
いつもよりヒリヒリした。
帰宅後に赤くなった。
ということがあったなら、
「前回ちょっと気になることがありました」
と施術前に一言教えてください。
それだけでも美容師側の判断は変わります。
美容室を変えるときは特に伝えてください
新しい美容室では、
過去のカルテがありません。
以前どんなカラー剤を使っていたのか。
どんな症状が出たのか。
何を変えたら大丈夫だったのか。
美容師には分かりません。
初めての美容室だからこそ、過去のカラーによる違和感は遠慮なく伝えてください。
ACROへの来店を検討されている方は、サロンの雰囲気や実際のお客様の感想をお客様の声でもご覧いただけます。
頭皮に症状が残っているなら無理に染めない
まだかゆい。
赤みがある。
傷になっている。
掻き壊している。
痛みがある。
という状態なら、
「白髪が気になるから今日だけ」
と無理にカラーしない方がいい場合があります。
私は、
染めないという判断もカラー施術の一部
だと思っています。
白髪をきれいにすることも大切。
でも、それ以上に無理を重ねないことが大切です。
強い症状がある場合は美容室より先に医療機関へ
強いかゆみ。
広い範囲の赤み。
腫れ。
顔やまぶたの腫れ。
じんましん。
息苦しさ。
めまいなどの体調変化。
こうした症状がある場合は、美容室だけで判断せず医療機関へ相談してください。
美容師が治療することはできません。
「次は何のカラーを使えばいいか」を考える前に、まず身体の状態を確認することが優先です。
ACROでは「今回染まればいい」だけでは考えません
白髪染めは、多くの方が何年も続けていくものです。
だから、
今回だけきれいになればいい。
というものではないと思っています。
前回どうだったのか。
今の頭皮はどうなのか。
どのくらい白髪を染めたいのか。
明るさはどうしたいのか。
これからも続けられる方法なのか。
そこまで一緒に考えます。
必要だから染める。でも、無理をしてまで同じ方法を続けない。
これもACROが大切にしている「引き算」の考え方の一つです。
福岡市東区・香椎で、
「白髪染めのあとにかゆくなったことがある」
「今までの白髪染めを続けていいのか心配」
「ノンジアミンカラーやヘアマニキュアについて相談したい」
という方は、予約時に過去の症状についてお伝えください。
ACRO HAIRでは、髪だけではなく過去のカラー履歴や頭皮の状態も確認しながら、その方に合ったカラー方法を一緒に考えます。
ご予約・ご相談は、ページ下部の予約ボタンからご利用ください。